2009/10/18

銀翹散 (ぎんぎょうさん)

ちょっと風邪っぽかった.
のどが腫れている感じで痛かった. 熱がある感じではない.
会社の近くのドラッグストアで, 薬を探してたら, 銀翹散 (ぎんぎょうさん)
という聞き慣れない薬が. 「のどが痛い風邪に」とあったので, これにした.
カネボウのマークのついた箱. クラシエって社名になってたけど, カネボウの
社名が変わったんだろう.

この銀翹散, お湯で溶いて飲むと, なかなかおいしい.
スーッとするなと思ったら, ハッカが入っているらしい.
この漢方, 結構聞いた感じがある.

先日, 休みを取っていたのでついでにかかりつけの耳鼻科に.
もうほとんど良くなっていたが, 念のため.

先生に, 銀翹散を飲んでたと言ったら, 「良い薬なんだけどね.
保健の対象に入ってないの」と言われた.
どういうこと?

ともあれ, 先生は腹部の触診をして, 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう,
10番)を処方してくれた.
左肋骨の一番下の骨の先っぽのあたりがいつも変なんだよね.
耳鼻科の先生ながら, 腹部の触診もしてくれるすごい先生なのだ.

で, 近所の薬局の人の話では, 体力がなくなった人の風邪には
柴胡桂枝湯があうらしい.
葛根湯は, 引き始めでまだ体力のある人用らしい.
私の経験上, 私には葛根湯は効かないっぽい. 良くなった試しがないもん.

銀翹散について調べたら, 葛根湯とは正反対のタイプの風邪に効くらしい.

「インフルエンザのように喉が痛くなり、高い熱が出る風邪に効果があります」とか,
「寒けのない風邪症候群、咽頭炎などに用いられます。」とか
「ゾクゾクッとするような寒気こそないものの、何となく熱っぽい、のどが痛い、セキがでる、口の中が渇く...夏カゼ」用とか.

参考まで:
寒さや冷えによって引き起こされる冬のカゼ、傷寒には体を温める
働きの強い「葛根湯」がマッチ

「銀翹散」は, 炎症を抑え, 熱の害を取りのぞく生薬が主成分.
細菌やウイルスを抑える力があるのも特色. 体の熱を逃がしながら
症状の改善につとめなければならない夏のカゼには, 葛根湯では作用が逆.

梅雨どきに多くみられる胃腸型のカゼには, 「かっ香正気散(かっこうしょうきさん)」が適応.
このタイプの風邪は, 熱や頭痛などの風邪症状に、腹痛や下痢、吐き気など
胃腸症状をともなうのが特徴で, 全身がだるく, 食欲不振, 胃腸障害がともなう.

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